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  • 01/24/21:56

08.22.22:51

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 3回目

「あんたも同じ口か」
 その声に弾かれた様に顔を上げると、一つ空けて隣の席には色黒で丸顔の男が座っていた。
 年は僕と同じくらいだろうか。顔が丸い為に太っているように見えるが、半袖の開襟シャツから覗く二の腕は実に筋肉質だ。良く見ると胸板もかなり厚い。太っているように見えるのは、小柄なせいもあるかもしれない。
 僕が漫然と見ていたのを、返事に窮しているととったのか、男は顔をくしゃくしゃにしながら大きく手を振った。
「いや。皆まで言うな。わかるぜ。辛いよなぁ」
 僕の何が分かったと言うのだろう。僕は少しムッとしながらも、愛想笑いを返した。社会人になってから十二年。ずっと営業をしてきただけに、相手が誰であろうと差し障りの無い対応をしてしまう。僕の悪い癖の一つだ。

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08.21.23:06

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 2回目

 スピーカーからはカスケーズの『悲しき雨音』。美しいメロディの中を泳ぐように、悲しげな歌詞が流れてゆく。僕の心の中でもシトシトと雨が降っている。絶望的な暴風雨では無いにしても、止む気配は微塵も無い。
 『晴れる日もある』
 何かの映画で聞いた台詞も、何の気休めにもならない。現実にはそうかも知れないが、心の問題となると、話は全く別なような気がする。
 僕のガラス玉のような瞳に映っているのは、ライトアップされ、タバコをくわえた男が描かれた壁を背負ったステージ。そしてその前に広がるダンスフロア。店内はほぼ満席にもかかわらず、カウンター席に座っている僕にはその全貌が見える。
 ほんの数ヶ月前までは、僕はあのダンスフロアに立つためにこの店に通っていた。でも、今では席を立つときと言えば、トイレに向かう時と、店を出るときぐらいだ。数ヶ月前の僕に、どうして今の僕を想像できただろうか。
 そう、あの日を境に、僕はダンスフロアに足を踏み入れる事はおろか、最初の一歩も踏み出す事ができない体たらくだった。

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08.20.23:43

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2(目次)

Lover Shakers
レージ・ひさ兄・べーやん・ヒロ

そして新たな1ピース。
踊る喜びを無くしてしまった男。
今回は
そんな物語。

夢を見る力をもっと

2008年8月20日連載開始

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~目次~

 1回目 『翼の折れて 
 2回目 スピーカーからは
 3回目 「あんたも
 4回目それから男は
 5回目 男は自分の
 6回目 本日3回目の
 7回目 目の前にダンス
 8回目 立っている
 9回目 しかし今日の
10回目 Richard
11回目 翌週、仕事を
12回目 一度は背を向け
13回目 地下へと続く
14回目 隣の二人の存在
15回目 僕は笑みを作った
16回目 僕の仲間は僕を
17回目 その翌年、僕と
18回目 以来、僕はダイアナ
19回目 いつの間にか
20回目 ダンスフロアには
21回目 ここで積み上げて
22回目 僕の心は浮き
23回目 このステージの
24回目 自然とグラスを
25回目 彼らはステージが
26回目 「ちょっと、アンタ…」
27回目 勢い良くグラスの
28回目 「昔は三人で
29回目 「僕にもこの店
30回目 最後の仲間を
31回目 その日も、僕に
32回目 そのままトイレへ
33回目 「特にほら、
34回目 とてもドアを
35回目 席に戻った僕は
36回目 どんなに楽観的に
37回目 それからも、僕は
38回目 最初に口を開いたのは
39回目 「でも、僕達を
40回目 「インターネットが普及
41回目 それでもMickyの話
42回目 「もちろん大ありです。
43回目  しかし、これ以上
44回目 再びドアをノックする
45回目 例え僕が本心から
46回目 予想通り、奴は
47回目 ステージが終わった
48回目 きっかけは、奇しくも
49回目 しかし、落ち着き払って
50回目 そしてその理由を
51回目 前回同様、ステージから
52回目 そんな事はあれ以来
53回目 とたんにRichardの
54回目 捲くし立てるような
55回目 これ以上彼らと唾を
56回目 階段を上りきり、
57回目 「逃げるのかよ。
58回目 だが、僕の拳は
59回目 振りほどこうと
60回目 とたんに僕の中
61回目 それは自分の身に
62回目 またその姿勢は
63回目 「そう言えば
64回目 「お節介な
65回目 「それに、
66回目 人を殴って
67回目 とっくに眠気は
68回目 ようやく吐き気が
69回目 Mickyは誰も
70回目 親友にさえ
71回目 そこまで思考が
72回目 ♪カラーに口紅♪
73回目 週末は
74回目 周囲のいたる所から
75回目 それから数分も
76回目 谷川の言葉に
77回目 だがあえて僕は
78回目 僕は路上に
79回目 ダイアナでの僕達は
80回目 ステージが終わった後



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長らくの中断、大変失礼しました。
ようやく再開にこぎつけました。
お忙しい年の瀬ですが、
もう少し、お付き合いください。
では、お楽しみください。
Jerry
でした。

08.20.23:27

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 1回目

 『翼の折れてしまった鳥』
 何かの曲に出てきそうなフレーズ。
 『飛べない豚は、ただの豚』
 有名アニメの名台詞。
 『声を無くしたカナリア』
 どこか小説か演劇の題になりそうな言葉。

 その全てが、今の自分を表す言葉のようで、僕は自嘲的な笑みを浮かべ、グラスに僅かに残った水割りを飲み干した。テーブルに置いた衝撃で中の氷が僕を慰めるかのように、優しげで軽やかな音を立てる。それでも僕の心は少しも動かない。数分前に消したばかりなのに、僕は新しいマルボロに火を灯した。ため息混じりに大きく煙を吐き出してみたものの、矢張り心は晴れない。

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次回

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08.18.00:00

キング

 オールディーズを愛する皆様、おはよう、こんにちは、こんばんは。

 さて、今日の記事は、本来なら昨日に書くべき記事なのですが、訳有って昨日は書けなかったので、今日書きます。

 1977年8月16日。

 この日付と、表題を見てピンときた人。

 たくさんいると思います。

 そう。

 ロックンロールのキング(いや、神様かな?)エルヴィス・プレスリーの亡くなった日です。

 エルヴィスプレスリー。

 今更、僕ごときが書くほどでもないほど、超有名人。

 きっと、オールディーズを知らない人たちでも、彼の名前だけは知ってるんじゃないかな。

 僕は恐らく物心ついた時から、彼の声を聴いていたんじゃないかな。

 と言うのは、うちのオカンがエルヴィスのレコードを持っていて、県営の集合住宅にもかかわらず、大音量で聴いていたからだ。
 うちは、そんなに裕福でもなかったし、お世辞にも四人家族が住むのに広い家ではなかったけど、ステレオ(この言い方は古いんだろうか…)だけは、馬鹿でかい(当時はみんな馬鹿でかいんだろうけど)アンプ・チューナー・カセットデッキ・ターンテーブルのフルセットが置かれていた。
 きっと、オカンが音楽好きだった(親父は全くそう言うのには興味なし)せいだと思うけど、今にして思えば、その血を僕も受け継いでるのかなぁ、なんて思います。
 
 ともかく、少ないながらも縁のあるエルヴィス様。

 ご冥福をお祈り申し上げます。

 興味のある方は、下記へGo!!
音楽日めくりHP:http://www.yamaha.co.jp/himekuri/view.php?ymd=19990816 

 なんて、言ってたら、いつの間にか日付変更線超えてたね。

では、また。
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