忍者ブログ

活動内容等の日記・コラム・連載小説を公開しています。
04 2024/05 1 2 3 45 6 7 8 9 10 1112 13 14 15 16 17 1819 20 21 22 23 24 2526 27 28 29 30 31 06
RECENT ENTRY
RECENT COMMENT
[11/22 keiko]
[04/25 Calantha]

05.16.05:54

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 05/16/05:54

09.23.22:22

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 28回目

「昔は三人で踊ってましたよね。それが今では二人ですよね」
 全く答えになっていない僕の言葉に、Richardが眉間にしわを寄せた。何か言いたそうだったが、それより先にMickyが口を開いた。
「そう。もう一人。Jerryって奴がいました」
「そうやってもし自分が最後の一人になったら、それでもこの店に通いますか」
 Mickyは少し考えている様子だったが、Richardの返事はにべも無いものだった。
「そんな事一々考えるかよ。その時が来たらその時考えるさ」
 考え続けていたMickyの答えもRichardに賛同したものだった。
「俺も同じかな。一人でも行きたければ行くだろうし、そうでもなければやめるだろうし。その時にならないとわかりませんよ」
 僕は視線をグラスに落としたあと、彼らに視線をもどすと、頼りない笑顔を作った。

=============================

次回
前回

この小説はフィクションです。
ネット小説ランキング>現代シリアス部門>「小説Lover Shakers」に投票 (月1回)
PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら