03.10.19:52
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09.25.22:28
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 30回目
最後の仲間を失った後も、僕は変わらずダイアナに通い続けた。変わらずと言うよりも、仲間と通っていた頃と比べて、予定を合わせる必要も無かった為か、通う頻度は増えていったと言う方が正しい。多い時は週に2・3回。それまで行く事の無かった平日にまで、顔を出すようになっていた。今にして思えば、その動機の一部には、楽しみを放棄した仲間達に対する、ある種あてつけの様な感情が働いていたのかもしれない。
お前達がいなくても、俺はこんなに楽しんでいるぞ―と。
それでも僕は、実際あの日を迎えるまでは、存分にダイアナという世界を楽しんでいた。カウンターから見下ろす新しい眺望を知る事ができたし、何人かの古い常連客との一期一会も新鮮だった。仲間だけで通っていた頃には気付かなかった新たな魅力が、そこかしこに隠れていたのだ。
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この小説はフィクションです。
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お前達がいなくても、俺はこんなに楽しんでいるぞ―と。
それでも僕は、実際あの日を迎えるまでは、存分にダイアナという世界を楽しんでいた。カウンターから見下ろす新しい眺望を知る事ができたし、何人かの古い常連客との一期一会も新鮮だった。仲間だけで通っていた頃には気付かなかった新たな魅力が、そこかしこに隠れていたのだ。
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