03.10.19:32
[PR]
09.26.23:58
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 31回目
その日も、僕にとっては変わらぬ夜になるはずだった。ダイアナに至る扉を開け、カウンターに腰掛けながら、グラスとマルボロを片手に綺羅星のようなナンバー達に耳を傾け、ステージが始まれば、体ごとリズムに身を委ねる。僕にとってはありふれた日常のような時が穏やかに流れるはずだった。
それは僕にとっての最初のステージが終わった後に起こった。
その日は、平日にしては良く客の入っていた日で、ステージ前の丸テーブル以外はほとんどの座席に大小のグループが笑顔を見せている。大学生のサークルか、新入社員の親睦会(?)のような若い客の姿も見える。
その所為かは知らないが、いつものどちらかと言えば聴かせる選曲のステージ構成ではなく、週末を思わせるような踊れるナンバーが数多く演奏された。今となってはさすがに曲名までは覚えていないが、最後にエディ・コクランの♪サマータイム・ブルース♪が流れた事だけは鮮明に覚えている。勿論僕はダンスフロアの中央に陣取って踊り、最高の気分でダンスフロアを後にした。
=============================
次回
前回
この小説はフィクションです。
ネット小説ランキング>現代シリアス部門>「小説Lover Shakers」に投票 (月1回)
それは僕にとっての最初のステージが終わった後に起こった。
その日は、平日にしては良く客の入っていた日で、ステージ前の丸テーブル以外はほとんどの座席に大小のグループが笑顔を見せている。大学生のサークルか、新入社員の親睦会(?)のような若い客の姿も見える。
その所為かは知らないが、いつものどちらかと言えば聴かせる選曲のステージ構成ではなく、週末を思わせるような踊れるナンバーが数多く演奏された。今となってはさすがに曲名までは覚えていないが、最後にエディ・コクランの♪サマータイム・ブルース♪が流れた事だけは鮮明に覚えている。勿論僕はダンスフロアの中央に陣取って踊り、最高の気分でダンスフロアを後にした。
=============================
次回
前回
この小説はフィクションです。
ネット小説ランキング>現代シリアス部門>「小説Lover Shakers」に投票 (月1回)
PR
- トラックバックURLはこちら