03.10.19:50
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09.24.22:44
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 29回目
「僕にもこの店に通う仲間がいたけど、今では一人です。それでも通い続けた。でも、もう僕は踊れなくなってしまった」
この時すでに、この二人に全てを話す決心をしていた。僕をこの世界に引きずりこんだ先住民である彼らになら、打ち明けても構わないと思ったからだ。話を聞いて貰えば楽になるかもしれないし、なにか良いアドヴァイスをもらえるかもしれない。何の確信は無くとも、この暗闇で、僕が最初に見出した光明である事だけは確かだ。
「どうして踊れなくなったんだ?」
Richardの言葉をきっかけに、僕はあの日の出来事を、頭の中で整理しながら話し始めた。何しろあの日の事を人に話すのは今日が初めてであり、恐らく今日が最後だろう。彼らに正確に理解してもらう事だけに、僕は心を砕いた。
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この小説はフィクションです。
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この時すでに、この二人に全てを話す決心をしていた。僕をこの世界に引きずりこんだ先住民である彼らになら、打ち明けても構わないと思ったからだ。話を聞いて貰えば楽になるかもしれないし、なにか良いアドヴァイスをもらえるかもしれない。何の確信は無くとも、この暗闇で、僕が最初に見出した光明である事だけは確かだ。
「どうして踊れなくなったんだ?」
Richardの言葉をきっかけに、僕はあの日の出来事を、頭の中で整理しながら話し始めた。何しろあの日の事を人に話すのは今日が初めてであり、恐らく今日が最後だろう。彼らに正確に理解してもらう事だけに、僕は心を砕いた。
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