03.10.17:03
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10.17.22:26
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 45回目
例え僕が本心からMickyの言葉を肯定していたとしても、そんなに簡単に割り切れるものではあるまい。少しずつ時間をかけて、彼の言葉を胸に刻みつけ、傷を癒してゆく。恐らくそんなものだと思う。
しかしこの男と来たら、「そうですね」と言う言葉を言ったとたんに、僕がもう踊れるようになったものと思い込んでいる。なんと安易な事か。
そんな僕の気持ちも知らずに、奴は(もうあんな男は”奴”で十分だ)ドアを叩き、「早く出て来い」を繰返している。仕方なく僕は、出来る限り平静を装い、静かにドアのロックを解除し、外へ出た。
「そんな大きな声を出されたら、恥ずかしいじゃないですか」
僕は営業スマイルで、奴にそう言った。
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この小説はフィクションです。
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しかしこの男と来たら、「そうですね」と言う言葉を言ったとたんに、僕がもう踊れるようになったものと思い込んでいる。なんと安易な事か。
そんな僕の気持ちも知らずに、奴は(もうあんな男は”奴”で十分だ)ドアを叩き、「早く出て来い」を繰返している。仕方なく僕は、出来る限り平静を装い、静かにドアのロックを解除し、外へ出た。
「そんな大きな声を出されたら、恥ずかしいじゃないですか」
僕は営業スマイルで、奴にそう言った。
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