03.10.20:13
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10.16.22:51
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 44回目
再びドアをノックする音が響いた。今度のは一際音が大きく、ドアもビリビリと振動している。乱暴と言っても良い。さすがにもう限界に近づいているのだろうか。もうすぐステージも始まることだし、ステージの間に店を出れば良い。そう考えた僕が、この哀れな男の為にドアを開けてやろうと腰を浮かせた時、再び扉を打ち鳴らす音が響き、もう二度と聞くまいと思っていた声が追い討ちをかけた。
「なにやってんだぁ。ステージ始まっちまうぞぉ。一緒にツイスト踊ろうぜ」
Richardの声である。それにしてもなんと能天気な事か。僕は本気で『この男は馬鹿か?』と感じていた。一度は見直しかけたことが、全くの間違いであったと心底思った。
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この小説はフィクションです。
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「なにやってんだぁ。ステージ始まっちまうぞぉ。一緒にツイスト踊ろうぜ」
Richardの声である。それにしてもなんと能天気な事か。僕は本気で『この男は馬鹿か?』と感じていた。一度は見直しかけたことが、全くの間違いであったと心底思った。
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