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  • 03/10/16:33

08.27.22:48

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 8回目

 立っているのも辛くなり、頼りない足取りで踵を返そうとしたその時、自分の右足に左足がからまり、僕は無様に倒れた。
 だから、嫌だって言うのに―
 心の中でRichardに対して悪態をついたとき、僕の耳の中で微かに嘲笑が響いた。這いつくばったまま視線を上げると、すぐ脇のテーブルに腰掛けている女性が慌てて顔を背けたように見えた。
 僕の脳裏に直接響くように、次々と嘲笑がこだまする。
 蔑みに満ちた、罵詈雑言。
 いかなる者をも凍てつかせる、蔑視。
 絶える事の無い、哄笑。
 その全てが僕に覆いかぶさってくる。
 押し潰されそうな僕の肩を、誰かが優しく叩く。視線を向けると、そこにはRichardがいた。
「大丈夫か?」
 彼はそう言ったのかもしれない。でも、今の僕にはよく聞き取る事ができなかった。それにもう、フロアには1秒たりとも居たくなかった。僕は彼の手を振り払い、急場の避難場所としてトイレを目指した。

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この物語はフィクションです。
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