03.10.19:45
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10.29.22:45
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 54回目
捲くし立てるような僕の言葉に反応したのは彼らだけでは無い。カウンター席をはじめ、テーブル席の面々、さらには近くを通りかかったウェイターも何事かとこちらに視線を投げかけている。心の隅で己の失敗を恥じたが、昂ぶり荒れ狂った感情が、いとも容易く雲散霧消させてしまった。
Richardの辛辣な言葉はなおも続く。
「アンタそんな事本気で考えてたのか?被害者意識もいい加減にしろよな。そんなことで俺達がアンタを止めると、本気で思ってんのか?俺達が言いたいのはそんな事じゃない。アンタはまだ踊りたくて、今もこうしてこの場所にいるんだろ?だったらなんで諦めちまうんだ。笑われたり馬鹿にされたってそれがどうしたって言うんだ。肝心なのはアンタが楽しんでるかどうかって事だろ?そんなもんに楽しみを奪われて、アンタ悔しくないのか!」
どうしてこうも人の神経を逆撫でする事ばかり口にするのだろう。彼らの思考は、仲間が居るからこそ言えるもので、僕にとっては机上の空論に過ぎない。恐らく彼らには、僕と同じ境遇を味あわなければ、けして理解できないだろう。
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この小説はフィクションです。
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Richardの辛辣な言葉はなおも続く。
「アンタそんな事本気で考えてたのか?被害者意識もいい加減にしろよな。そんなことで俺達がアンタを止めると、本気で思ってんのか?俺達が言いたいのはそんな事じゃない。アンタはまだ踊りたくて、今もこうしてこの場所にいるんだろ?だったらなんで諦めちまうんだ。笑われたり馬鹿にされたってそれがどうしたって言うんだ。肝心なのはアンタが楽しんでるかどうかって事だろ?そんなもんに楽しみを奪われて、アンタ悔しくないのか!」
どうしてこうも人の神経を逆撫でする事ばかり口にするのだろう。彼らの思考は、仲間が居るからこそ言えるもので、僕にとっては机上の空論に過ぎない。恐らく彼らには、僕と同じ境遇を味あわなければ、けして理解できないだろう。
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