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  • 03/10/19:48

10.13.22:14

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 42回目 

「もちろん大ありです。つまり僕達は世間一般から言わせれば、風変わりな場所で、変わった楽しみを持っていると言う事なんです。でも、それはあくまで楽しみであって、それ以上でもそれ以下でもない。いいですか?それは仕事でも義務でもライフワークでもない。お金や拍手をもらう為でも無いし、誰かに感動を与える為でもない。だから、自分が楽しめればいいじゃないですか。時にはこの店に合わない客だって来ますよ。そんな人達の言葉を一々気にする必要なんて無いと思う。だって、そんな客とまた会う確立は限りなくゼロに近いんですから」
 仲間が居るから言える言葉。彼の長談義に対する僕の感想だった。もし仮に、彼らが僕と同じ扱いを誰かに受けたとしても、愚痴をこぼし、励まし合い、笑い飛ばせる仲間が居る。僕のように、踊るたびに誰かの嘲笑を買うような状況になっても、共に踊る仲間が居れば、どれほど心強い事か。その気楽さから来る、絵空事なのだ。現実はそれほど甘くは無い。それが彼らにはわかっていないのだ。

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