03.10.19:47
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05.07.21:54
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.1その6
僕からこの会話を切り出しておきながら、僕の興味はもうすでにそこには無かった。
僕の目は、カウンター席にいる男性の背中に注がれていた。
着古したブラウンの革ジャンに、ジーンズ。髪型は明らかにリーゼント。マンガやテレビで見た事はあっても、生で見るのは初めてだった。
彼は絵に描いたような、言わば不良だった。それも過去からタイムスリップしてきたような。
しかし、だからといって彼は、そういう類の人間がもつ、独特のピリピリとした緊張感や、周囲を脅えさせる威圧感と言うものを感じさせない不思議な男だった。今も、カウンターに居る老いたマスターと、笑顔を絶やさず談笑している。
まるでスクリーンを切り出したような光景。
僕の心臓は、早鐘をついている。
かっこいい。
陳腐な表現だが、これが僕が彼に抱いた感情を、もっとも正確に表現できる言葉だと思う。
しばらくして彼が店を出るまで、僕の目は、彼に釘付けだった。
当然の事だが、冬は闇が訪れるのが早い。
弱々しい真冬の太陽が逃げ出し、星や月ではなく街の明かりが勢いを増した頃、僕達三人は肩をすくめながら、元町駅でひさ兄が来るのを待っていた。
ひさ兄との待ち合わせは6時だったはずだが、待てど暮らせどひさ兄の姿は見えない。べーやんが、3回目になるひさ兄への電話を、無言のまま切った。
「やっぱり、でねぇや」
「えぇ?もう、腹減っちまったよぉ」
ヒロの声は、愚痴と言うより、ほとんど悲鳴で、引っ込むはずの無い腹を懸命に抑えている。
「そうか」
僕は気の無い返事をした。実の所、ひさ兄の遅刻はいつもの事だった。早くても約束の時間の15分後、これまでの最長記録は1時間だった。その時はさすがに待つのをやめて、別の場所に居たら、平気な様子で電話をかけてきて、「今来たけど、お前ら何処に居るんだよ」と言う始末だった。それでも、たまに時間通りに来て、誰かが遅刻すると、ひどく怒るのだから性質が悪い。ひさ兄のルーズさを知っていながら僕達が時間通りに待ち合わせ場所に来るのには、そういう理由なのだ。ひさ兄が年上ではなく、世話にもなっていなければ、間違いなく付き合い方を考えていただろう。ひさ兄とはそういう人だった。
だから、約束の時間に来ないで、連絡もつかないとなると、普通なら心配するところだが、僕は毛ほども心配などしていないのだ。
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二度目ましてm(__)m
yamaです。shinさんの仲間のyamaです。覚えてますか?
G/Wはどのようにすごされましたか?私は…なんと!!!初☆一人ケントスでしたp(^^)qドキドキしっぱなしでしたが周りの方々が優しくて楽しく踊る事が出来ましたo(^-^o)(o^-^)o
さて…我等のshinさんですがPCが故障中の為コメントできませんm(__)m
また私でよければ現れますp(^^)qそれでは…………………………………………………yamaでした。
こんばんは。Jerryです。
>yamaです。shinさんの仲間のyamaです。覚えてますか?
もちろん!
もちろん覚えてますよ!!ごぶさたです。
>G/Wはどのようにすごされましたか?
10数年前(とはいっても20年の方がはるかに近いですが…)ケントスに毎週のように通いつめていた私も、今ではオジサンになり、2児の父親になりました。G/Wは、子供と近くで遊んでました(笑)
>私は…なんと!!!初☆一人ケントスでしたp(^^)q
おーーーーっ!!
スゴイ!!
おめでとう御座います。
>ドキドキしっぱなしでしたが周りの方々が優しくて楽しく踊る事が出来ましたo(^-^o)(o^-^)o
一人だと、やっぱりドキドキしますよね。僕も初めて一人で行った時はドキドキしたような、しなかったような…。
昔過ぎて、良く覚えてません。ただ、初めて座るカウンター席からの眺めの新鮮さと、高みからものを見ることからくる一種の優越感を感じた事を覚えています。
ともかく、楽しく踊れて何よりです。
また、いつか一緒に踊りたいですね。
>さて…我等のshinさんですがPCが故障中の為コメントできませんm(__)m
ありゃりゃ。ご愁傷様です。
最近コメントが無いので、小説が面白くないのかと心配してました。
また、復旧次第遊びに来てくださいと、お伝えください。
よろしくお願いします。
>また私でよければ現れますp(^^)q
ぜひぜひ、いらしてください。
そして、今回のように足跡を残していただければ幸いです。
では、また。
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