03.10.16:51
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12.09.00:10
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 71回目
そこまで思考が及んだところで、僕は頬を張るように、湯を思い切り顔に打ち付けた。
今しがた、同じ事を繰返す事がどんなに馬鹿げている事かと、確認したばかりでは無いかと、自分自身を叱咤してみたものの、どうも納得できないでいる自分がいる。だが、実際にダイアナに足を踏み入れ、またカウンターに縛られる日々を想像してみると、矢張り気が滅入り、先程までの思考から手を引こうと言う気持ちが、見る見るうちに膨らみ、自分の選択は間違いではなかったと再確認するに至った。
垢と共に迷いまでも洗い流した気になり、どこか新しい自分を発見したかのような心持で体を拭っていると、部屋からコニー・フランシスの♪カラーに口紅♪。それが携帯の着信音であると気付くのに、僕は数瞬を要した。
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この小説はフィクションです。
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今しがた、同じ事を繰返す事がどんなに馬鹿げている事かと、確認したばかりでは無いかと、自分自身を叱咤してみたものの、どうも納得できないでいる自分がいる。だが、実際にダイアナに足を踏み入れ、またカウンターに縛られる日々を想像してみると、矢張り気が滅入り、先程までの思考から手を引こうと言う気持ちが、見る見るうちに膨らみ、自分の選択は間違いではなかったと再確認するに至った。
垢と共に迷いまでも洗い流した気になり、どこか新しい自分を発見したかのような心持で体を拭っていると、部屋からコニー・フランシスの♪カラーに口紅♪。それが携帯の着信音であると気付くのに、僕は数瞬を要した。
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