03.10.16:59
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09.20.22:04
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 25回目
彼らはステージが終わってしばらくしてから、席に戻ってきた。僕は焦点の合わない目で彼らを出迎え、とたんに僕の意思とは無関係に近い状態で、言葉が口から飛び出していた。
「Lover Shakersの方…だったんですねぇ。昔あなた達を…見ながらダンスを覚えた…もんですよぉ。いやぁ。ぜんぜん衰えて…ないですねぇ」
急に饒舌になった僕に、Richardは面食らったようだったが、僕の口は止まらなかった。
「他の人とはぜんぜん違うんですよねぇ。いいよなぁ」
その後も、僕はほとんど夢中になって、彼らを褒めちぎっていた。自分でも何故そんな事を口走っているのかは分からない。酔った勢いだけでは済まされない何かが、僕を突き動かしていた。後になって思えば、やはり彼らが羨ましかっただけなのかもしれない。
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この小説はフィクションです。
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「Lover Shakersの方…だったんですねぇ。昔あなた達を…見ながらダンスを覚えた…もんですよぉ。いやぁ。ぜんぜん衰えて…ないですねぇ」
急に饒舌になった僕に、Richardは面食らったようだったが、僕の口は止まらなかった。
「他の人とはぜんぜん違うんですよねぇ。いいよなぁ」
その後も、僕はほとんど夢中になって、彼らを褒めちぎっていた。自分でも何故そんな事を口走っているのかは分からない。酔った勢いだけでは済まされない何かが、僕を突き動かしていた。後になって思えば、やはり彼らが羨ましかっただけなのかもしれない。
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