03.11.02:19
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06.18.00:25
5月のLOVER SHAKERS
Lover Shakersは約2年ぶりに、梅田ケントスへと足を運んだ。
梅田ケントスは、その2年前の日に、リーゼント禁止という、我々にとっては暴挙とも言える処置に出ており、きっちりとセットした髪を崩してまで入店したものの、僅か1ステージで追い出されるという苦い経験があった。その対応を忘れていたわけではなかったが、他に良い活動の場所も見当たらず、とりあえず当たって砕けろ的な状況での訪問だった。
梅田ケントスには事前に予約を入れ、午後8時を少し回った頃に入店。
店内は金曜日と言うこともあって、なかなかの賑わいを見せ、危惧していた入店拒否も無く、あっさりと席に着いた。
オーダーを聞いてもらっている最中に、さっそくこの日2回目と思われるステージが始まった。
MickyとRichardは落ち着いているものの、Jerryは二年ぶりとあって、演奏が始まるともうじっとしては居られない。二人の失笑をよそに、Jerryは、2年ぶりとなるダンスフロアに足を踏み入れた。
2年と言う歳月が過ぎていても、体のそこまで染み付いたステップを忘れてはいなかった。UPテンポ、Mediumテンポのナンバーが続き、テンションは上がる一方だった。昔と違い、スローナンバーは1ステージ1曲になっているようで、ありがたい。
やはり、この場所は最高だ。
ステップを踏み、脳天まで突き抜けるようなリズムを吸収するごとに、のろまな現実や、日々のあらゆるしがらみから、心が開放されてゆくのがわかる。
1ステージ踊ると、昔より強い疲労感を覚える。やはり、年をとったのだと実感させられる。だが、帰ろうなどという考えは、毛ほども浮かばない。まだまだこの空気に触れていたい。その思いは強まる一方だった。
冷静に店内を見回すと、客の年齢層がぐっと上がっていることに気付く。その事をRichardが口にすると、Mickyが、
「十数年前に30代だった人は40代に、40代だった人は50代にとあがっている。自分達もあの頃は20代だったが、いまはもう30代も半ばを迎えている」
と、もっともな答えを導き出した。
これは後になって思ったことなのだが、つまりは今の20代の人で、オールディーズを聞く、又はDanceを楽しむという人口自体が明らかに減っていると言うことになる。これは由々しき事態だ。そう感じずにはいられない。
いつものことだが、ステージを重ねるごとに客数は減って行き、最終ステージの頃には、自分達のほかに2.3組ほどしか残っていなかった。僕達は、ダンスを教えてほしいといってくる人や、態度でそれを示す人たちには、高飛車な言い方かもしれないが、惜しみなく教えてあげるようにしている。この日も、3人ほど僕達のダンスを見ながら踊っている人たちがいたので、共に踊った。
そして最後のステージが終わった後、その3人と、再び偶然の再会を期して握手を交わし、店を後にした。
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