03.10.19:56
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11.24.22:16
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 66回目
人を殴って爽快感が得られると言うのは、少なくとも僕にとっては間違った知識のようだった。もちろん最終的にはしてやられたという結果に終わったと言う事もあるかもしれないが、それは理由の一つに過ぎない。喧嘩慣れしていない僕の拳には確実にダメージがあり、アルコールと言う名の鎮痛剤が抜けた僕の頭に、二日酔いがもたらす痛みとは別の痛みが、波打つように右手から絶え間なく送信されているのが、最も大きな要因だ。
気分はもちろん最悪だった。昨日の夜から吐き続けで、もう胃液さえ底をついているであろうに、未だに定期的に吐き気が襲ってくる。もちろん食欲なんてものは遥か地平線の彼方に消えてしまっているし、気力なんてものは元から存在すらしていないかのように失せてしまっている。もう昼の2時をとうに過ぎていると言うのに、僕はトイレ以外にはベッドから離れられずにいた。
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この小説はフィクションです。
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気分はもちろん最悪だった。昨日の夜から吐き続けで、もう胃液さえ底をついているであろうに、未だに定期的に吐き気が襲ってくる。もちろん食欲なんてものは遥か地平線の彼方に消えてしまっているし、気力なんてものは元から存在すらしていないかのように失せてしまっている。もう昼の2時をとうに過ぎていると言うのに、僕はトイレ以外にはベッドから離れられずにいた。
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