03.10.19:24
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10.26.22:27
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 52回目
そんな事はあれ以来何度も自問自答を繰返してきた事だ。だが確信を得るには正否共に決定的な証拠は無い。だが、ダンスフロアの真ん中と言う言葉だけで相互理解が得られるほど特徴的だった人物は、他とは明らかに違うステップを踏んでいた僕だけという状況証拠ならばある。さしずめ限りなく黒に近いグレーと言ったところだ。もちろん、そうでなければどんなに良いかと思う事は何度もあったが、一度卑屈な方向に傾いてしまった僕の心は、そんな気休めで好転に向かうほど軽くは無かったのだ。
まるで塞がりかけた傷口を無理矢理こじ開けられたような感じだ。僕にとってはもうケリをつけた話など、もう聞きたくは無かった。
僕は自分の頭に急速に血液が駆け上がって行くのを感じていたが、すんでの所で感情を抑え、営業スマイルを作った。
「もういいんですよ」
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この小説はフィクションです
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まるで塞がりかけた傷口を無理矢理こじ開けられたような感じだ。僕にとってはもうケリをつけた話など、もう聞きたくは無かった。
僕は自分の頭に急速に血液が駆け上がって行くのを感じていたが、すんでの所で感情を抑え、営業スマイルを作った。
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