03.10.19:23
[PR]
10.08.23:46
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 39回目
「でも、僕達をストレンジャーにしているのは、その人だったり、今の時代の価値観であって、けして僕達が間違っていると言う事に直結しているわけじゃない。ダンスにしたってそうだろ。僕達の少し前の世代じゃディスコが流行っていて、少なくともダンスは一般の人達にとって身近な物だった。でも今ではそんなものは時代の波に流されてしまって跡形も無い。ダンスは職業としてか、どこかの会場で開かれる大会の為に必死になって複雑なステップを覚えなくちゃならないようなものだけが日の光を浴びている。日本人は元来人前で踊ると言う事に免疫を持っていないのも一つの原因なんだろうけど、ともかく誰もが気軽に踊れる場所は随分少なくなって、アングラな存在になってしまった」
そこまで喋って、Mickyは再びグラスを煽り、タバコに火をつけた。
それにしても彼は良く喋るし、何だか話も少し横道にそれている気さえする。僕は煙に巻かれないように、今まで以上に真剣に、彼の言葉を待った。
=============================
次回
前回
この小説はフィクションです。
ネット小説ランキング>現代シリアス部門>「小説Lover Shakers」に投票
そこまで喋って、Mickyは再びグラスを煽り、タバコに火をつけた。
それにしても彼は良く喋るし、何だか話も少し横道にそれている気さえする。僕は煙に巻かれないように、今まで以上に真剣に、彼の言葉を待った。
=============================
次回
前回
この小説はフィクションです。
ネット小説ランキング>現代シリアス部門>「小説Lover Shakers」に投票
PR
- トラックバックURLはこちら