03.10.19:46
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06.02.23:06
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.1その14
それから後は、ひさ兄のウンチクの披露とダンス教室が始まった。
あの曲は何だかんだ。
ボックスステップとは、ああだこうだ。
べーやんとヒロはそれなりに耳を傾けていたが、全く興味が湧かない僕は、お笑い芸人よろしく完全に右から左に受け流していた。僕の頭の中は、どのタイミングで「そろそろ帰ろうか」と言い出すべきかで一杯で、今のところの結論は、とりあえず今では無いと言う事だった。僕は半ばうんざりしながら、少し輝きを失ったステージを眺めていた。
再びステージが始まろうとしていた。
前回と代わり映えしない光景が、まるでプログラムのようにきっちりと繰り返されてゆく。退屈しのぎのように慣れない水割りのグラスを重ね、少し酔いの回った僕は、死んだ魚のような目でそれを見ていた。
つまらない日常―
初めは別世界に感じたこの店も、そんなものに支配されているのかと思うと、なんだかいたたまれない気持ちになる。それは、このステージが終わったら、3人が帰らないと言っても帰ろうと決意させるのに、十分な理由となりえた。
不意に、元春の声が耳を掠める。
それは今から15年前、まだ僕が洟を垂らしたガキだったころ、元春が叫んだ声だった。
探していた自由はもう無いのさ
本当の真実ももう無いのさ
もう僕は探しに行かない
もう僕は見つけに行かない
時間の無駄だと気付いたのさ
この♪The Circle♪という曲に衝撃を受けた事を、僕は今でも覚えている。ファーストアルバムで、”本当の真実が見つかるまで”と歌い、ライブの中で”本当に自由でなけりゃ意味がないのさ、そうだろ”と、オーディエンスに語りかけていた彼とは思えない歌だったからだ。もしかすると当時の元春も、今の僕と同じように、このどうしようもない現実に押し潰されていたのかもしれない。
僕は傲慢にも、そんな事を考えていた。
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こんばんは~
「Shin」で~す
本日の一曲目
「Little Darlin' / Diamonds」
いい曲ですね
よくリクエストしますよ
「Little Darlin'」 といえば・・・
「Sweet Little Darlin'」
Jerryさんは ご存知かと思いますが・・・
少~し 浜省ネタを お付き合いください
社会人 1年生の頃
初めて買った車 ホンダ「トゥデイ」
一番 安~いクラス・・・
もちろんローンで・・・
カーステレオなんて そんな余裕・・・ ありません
後部座席に ラジカセを・・・ それでも満足でした
なぜなら・・・
助手席には 彼女
後部座席のラジカセからは 浜省のナンバー
行き先も決めず 行くあてもなく
ただただ 車を走らせる
黙っていても 幸せな空間
大好きな彼女と 大好きなナンバー
「Sand Castle」
1 君に会うまでは
2 君の微笑
3 散歩道
4 いつわりの日々
5 愛という名のもとに
6 朝のシルエット
7 丘の上の愛
8 片想い
9 陽のあたる場所
10 愛しい人へ
その中でも 一番のお気に入り
「君に会うまでは」 ですね
腕組み歩くよ、夜の街ふたり
踊りつかれて、少しだけお酒も飲んで
最終電車に遅れないように
いつもはもう駅への道を、歩いている頃なのに
今夜はそっと時計を、君はバッグにしまい
僕も気づかないふりで、どこまでも歩くよ
古い橋の上から、電車が行くのを見ている
少し震える君の肩先、僕のセーターかけなよ
君に恋して気づいた、僕はまだ子供だと
それともはじめて自分を、見つけたのかな
またひとつ街の灯り消えていくよ
愛したことなど、一度もなかった
こうして君に会うまでは
愛したことなど、一度もなかった
こうして君に会うまでは
懐かしいですね あらためて聞きなおすと
あの頃の情景が 浮かんできますね
それでは 前回も返信 ありがとね
>NANIWA音楽隊
楽しくて それでいて 実力じゅうぶんで・・・
BIG APPLE とは 又違った味で・・・
又聞きたいなぁ・・・
パソ君 曲が流れてきました
「Un buco nella sabbia(砂に消えた涙)/ Mina」
昔 どこかのケントスで 聞いたことがあります
「その14」読みましたよ
ひさ兄の 得意気な顔が・・・ 想像できますよ(笑)
>ウンチク披露、ダンス教室、あの曲は何だかんだ、ボックスステップとは、ああだこうだ
僕も ひさ兄みたいなところが 多からず少なからず ある様なない様な・・・
>前回と代わり映えしない光景
初めて連れてこられた人や それでまったく興味のわかない人
こんな気持ち何やナ
でも そんな気持ちも察しせず
>ウンチク披露、ダンス教室、あの曲は何だかんだ、ボックスステップとは、ああだこうだ
なんとか 分かってほしい ただただそれだけなのに・・・
パソ君 次のナンバー
「Sixteen Candles / The Crests」
うちの姫 今週末 誕生日です
もちろん16才じゃないけど ケントスで お祝いで~す
それでは 長~~~くなりまして スイマセン
又次回 登場いたします
最近 踊っていて 汗の量がハンパじゃない 「Shin」 でした
こんばんは~~
まいど。Jerryです。
>「Sweet Little Darlin'」
これもいい曲ですね。
浜省は、今はもう聴かなくなりましたが、学生時代から、何年か聴いてました。
> 後部座席に ラジカセを・・・
いいですね。
ある意味、こっちの方がいけてる気がします。
Mickyが昔、いすゞのヒルマンミンクスという旧車に乗っていたときに、レトロなラジカセを積んでいました。
>行き先も決めず 行くあてもなく
ただただ 車を走らせる
ドライブの醍醐味ですね。
今の車は大抵カーナビなんてついてますが(僕のはついてませんが)、本来の車の楽しみ方からは逸脱している気がします。
迷い道もまた楽しい。
まあ、こうガソリンが高いと、そうも言っていられませんが…。
>「Sand Castle」
友達にカセットテープ(古っ!)に落としてもらって、よく聴きました。
>一番のお気に入り 「君に会うまでは」
この中で僕の一番は何だったかなぁ…。
久しく聴いてないので、曲名を見ても思い出せない曲があるので、よくわかりません。
ちなみにRichardのお気に入りは「散歩道」だったと思います。
>Un buco nella sabbia(砂に消えた涙)/ Mina
これは、神戸ケントスのハウスバンド、ペースメーカーズが演奏していたと思います。日本語の歌詞でしたが…。
>ひさ兄の 得意気な顔が・・・ 想像できますよ(笑)
完全な三枚目キャラになりつつあるひさ兄。笑っていただいて、彼も本望だと思います(笑)
>初めて連れてこられた人や それでまったく興味のわかない人 こんな気持ち何やナ
あくまで否定的な見方を想像しただけなので…。
>なんとか 分かってほしい ただただそれだけなのに・・・
そんなに落ち込まないでください(汗)
あくまで否定的な意見です。
でも、Shinさんは、きっと面倒見のいいほうなんでしょうね。
>うちの姫 今週末 誕生日です もちろん16才じゃないけど ケントスで お祝いで~す
残念ながら、駆けつける事は出来ませんが。
おめでとうございま~~す。
と、
お伝えください。
で、
その時のレヴューなんか、書き込んでくれたら嬉しいです。
では、
いつも有難う御座います。
ではまた。
楽しい週末を…
Jerryでした。
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