03.10.16:52
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11.29.22:14
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 68回目
ようやく吐き気が軽減されてきた午後4時過ぎ。
僕は意を決して、昨日からの垢にまみれた体を洗い流す為に、味気ないユニットバスに熱めの湯を張り、ボロクズのような体を沈めた。
程なくして、汗がジワジワと顔や頭皮に滲み出て来る。すでに体内において毒物と変わりないものに変化しているアルコールが、汗と共にジワジワと出て行く様に感じながら、視線は虚空を掴もうとしている。
しばらくは癒されてゆく快楽に痺れていた僕の脳裏に、昨日の出来事が、いや、正確にはダイアナを出てからの記憶を、僕の意思とはまるで関係なく、それでいて拒否反応を示すわけでもなく、見せられるままに魅入っていた。
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この小説はフィクションです。
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僕は意を決して、昨日からの垢にまみれた体を洗い流す為に、味気ないユニットバスに熱めの湯を張り、ボロクズのような体を沈めた。
程なくして、汗がジワジワと顔や頭皮に滲み出て来る。すでに体内において毒物と変わりないものに変化しているアルコールが、汗と共にジワジワと出て行く様に感じながら、視線は虚空を掴もうとしている。
しばらくは癒されてゆく快楽に痺れていた僕の脳裏に、昨日の出来事が、いや、正確にはダイアナを出てからの記憶を、僕の意思とはまるで関係なく、それでいて拒否反応を示すわけでもなく、見せられるままに魅入っていた。
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