03.10.16:33
[PR]
11.15.23:20
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 61回目
それは自分の身に何が起こったのか認識できないほど瞬時に人を破壊してしまう爆発物のような怒りを胸に秘めた姿とも、拳の一撃で肉体どころか心にまで大きな傷を負ってしまい、自らの醜態を押し隠すべく現実逃避している姿ともとれた。僕は真実がどちらであるのかを見極めようと、自分からは一言半句も発さずに、脱出不能の肉体の鎖に無抵抗を決め込んでいた。
ようやく彼の目が僕を捕らえた。その双眸は内に秘めた静かでありながら大きな怒りを秘めていると言う訳でもなく、また抱いた恐怖をもてあまして落ち着き無く瞳が揺らぐと言う事も無く、僕の想像が全て的外れであった事を物語っていた。
=============================
次回
前回
この小説はフィクションです
ネット小説ランキング>現代シリアス部門>「小説Lover Shakers」に投票
ようやく彼の目が僕を捕らえた。その双眸は内に秘めた静かでありながら大きな怒りを秘めていると言う訳でもなく、また抱いた恐怖をもてあまして落ち着き無く瞳が揺らぐと言う事も無く、僕の想像が全て的外れであった事を物語っていた。
=============================
次回
前回
この小説はフィクションです
ネット小説ランキング>現代シリアス部門>「小説Lover Shakers」に投票
PR
- トラックバックURLはこちら