03.10.16:51
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09.04.22:51
小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.2 16回目
僕の仲間は僕を入れて四人。みんな高校時代からの友人だった。くだらない事で馬鹿騒ぎし、恋愛の相談をして盛り上がり、苦楽を共にしてきた親友だった。卒業して就職や進学と、行き先は変わってしまったけれど、僕達の付き合いには何の変化も無かった。
飲み歩いているうちに見つけたのが、このダイアナだった。四人そろってこの店のファンになり、最低でも月に1、2回は通い詰め、僕らの時間は永遠に続くものと信じて疑わなかった。
だが、意外なほど早く、崩壊の始まりはやってきた。大学に行っていた一人が、就職で関東に行く事になったのだ。考えてみれば、簡単に思いつきそうな別れだった。彼が東京に旅立つ前に、ダイアナで馬鹿みたいに踊りまくった事を、今でも覚えている。
ひとりが欠けた後は、もう崖から転げ落ちるような感じだった。
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この小説はフィクションです。
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飲み歩いているうちに見つけたのが、このダイアナだった。四人そろってこの店のファンになり、最低でも月に1、2回は通い詰め、僕らの時間は永遠に続くものと信じて疑わなかった。
だが、意外なほど早く、崩壊の始まりはやってきた。大学に行っていた一人が、就職で関東に行く事になったのだ。考えてみれば、簡単に思いつきそうな別れだった。彼が東京に旅立つ前に、ダイアナで馬鹿みたいに踊りまくった事を、今でも覚えている。
ひとりが欠けた後は、もう崖から転げ落ちるような感じだった。
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