忍者ブログ

活動内容等の日記・コラム・連載小説を公開しています。
04 2024/05 1 2 3 45 6 7 8 9 10 1112 13 14 15 16 17 1819 20 21 22 23 24 2526 27 28 29 30 31 06
RECENT ENTRY
RECENT COMMENT
[11/22 keiko]
[04/25 Calantha]

05.14.12:28

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 05/14/12:28

04.30.21:53

小説~Lover Shakers~Outside Storys Vol.1その4

 約1時間に及ぶ、大人になるための試練とも言うべき『成人式』が終わりを告げた。
 僕達三人は、檻から解き放たれた囚人のように、先を競って出口を求め、外に出てからは、何人か出くわした中学以来の顔見知りと、当たり障りの無い会話をし、彼らが発した「懐かしいな」と言う言葉に、顔見知りが年を取ったことを知る。
 たった数年前の事を振り返って、懐かしむなんて、年寄りのすることだと、僕は頑なに信じている。
 だから、僕は過ぎ行く顔見知りの背中に、こう呟く。
 サヨナラ、オジサン。

 時計の針は、まだ2時を少し回ったところで立ち往生している。
 ひさ兄との待ち合わせ時間は、午後6時。実のところ三人そろって、会場に到着するまで、終了の時間など知らなかったのだ。いい加減な三人。
 4時間と言う時間は、暇を潰すには長すぎるし、一度帰って出直すには短すぎる。
 僕達は協議の末、前者を選んだ。電車で三宮まで出て、目に留まった店でも覗きながら、と言う計画だ。
 しかし、そんないい加減な計画で、長い時間が潰しきれるわけがない。自分の脂肪に押し潰されそうなヒロなど、真夏に路上に落としたソフトクリームみたいに、今にも溶けて崩れてしまいそうだ。
 僕らは視線の中に入った喫茶店めがけて人を掻き分け、飛び込む。ヒロは、砂漠で見つけたオアシスでも見るような目をしている。
 飛び込んでは見たものの、軽やかなドアベルの音と共に閉まるドアの前で、僕達三人は思わず立ちすくんでしまった。
 古びれた店内は、外の雑踏が嘘のように静まり返っている。正確には、恐らくジャズと思われるピアノの軽やかなメロディが、控えめに流れている。客はカウンター席に一人。あとは『Reserved』という札が置いてあるかのように、人っ子一人居ない。
 一瞬引き返そうかとも思ったが、老女にしては背丈があり恰幅もいい、KONISHIKIを連想させるバアサン店員の、「さっさと座りな」とでも言いたげな目線に気圧されて、僕達はいそいそと窓際の席に追いやられた。

==============================

前ページ

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

5月1日

         おこんばんは~


          皆さんお変わりありませんか?


          季節外れな 気温


          北海道 網走・・・ 真夏日


          鳥インフルエンザ


          暫定税率


          大変な 5月になりそう・・・


         「shin」です


         ところで 5月1日といえば


          1994年5月1日


          イタリア サンマリノ F1GP 


          
「アイルトン・セナ」


          「F1の貴公子」と呼ばれた 彼  


          イモラ・サーキット 左コーナー 「タンブレロ」



          「タンブレロの悲劇」・・・



          あれから 14年です


         Vol.1その4 読みました 


          >良く覚えてますね。Shinさんの記憶力に拍手!


          記憶力は・・・


          全く自信がありません でも


          Jerryさんの小説の 成人式の場面を読んで


          不思議なことに


          頭の奥の方から 記憶が・・・


          よみがえってくるんです


          この20年 思い出したことのなかったこと


          成人式のあとに


          式で出会った オーストラリア人(たぶん・・・これは曖昧)と


          最寄の駅前の お好み焼き屋で


          食事をしたのを 思い出しました


          これ以上は・・・ いっぱいいっぱいですね


          ケントス絡みでも同じです


          小説を読んでると


          そう 思い出してくるんです


          頭の奥のほうから


          ス~~~っと いろんなことが・・・


          小説の彼が 店に入ると


          僕も 初めてのケントス入店


          また 思い出してくると思います


         この前 ケントスでのアドバンテージ中


          メンバーの二人と


          Jerryさんの小説の話しをしてて


          「ケントスで初めて聞いた曲」で


          盛り上がってる最中


          ご存知のとおり


          ぼくの 「Runawey」 の話をしていると


          頭の上の スピーカーから


          流れてきました「Runawey」・・・


          偶然とはいえ ビックリしたなぁ



         昔のケントス・・・


          記憶の中では


          バリバリの ロックンローラーおじさんが


          いっぱいいたような・・・


         Jerryさんの小説と


          今のメンバーでのケントスライフ


          懐かしく 楽しかった あの頃を


          これからも 思い出していくでしょう


          でも 今でも 狂ったように


          楽しんでいる 「shin」でした


          ではでは おやすみ


        


       


          
        
  
           




           


          



          


    


          


  

  • 2008年05月02日金
  • shin
  • 編集

おいでやす

こんばんは。

>皆さんお変わりありませんか?

 はい。おかげさまで。たぶん、MickyもRichardも元気だと思います。たぶん…。

>季節外れな 気温 北海道 網走・・・ 真夏日

 ホントに暑いですね。

 ご存知の通り、肉体ロードーシャの僕は、汗をカキカキ、仕事をしてます。

> ところで 5月1日といえば

 そんなにF1の事は知りませんが、アイルトンセナと、あの事故死の事は知ってます。

 人の人生なんて、どうなるか分かりませんね。

 まさに、一瞬先は闇。

 こういう事態を耳にすると、一日一日を大切に生きていかないといけないと思います。

 しばらくすると、忘れちゃいますが…

 人間て、だめな生き物ですね。


>成人式のあとに 式で出会った オーストラリア人(たぶん・・・これは曖昧)と 最寄の駅前の お好み焼き屋で 食事をしたのを 思い出しました

 スゴイ!

 英語の歌は聴くけれど、

 実は英語が苦手な僕としては、

 絶対にありえない出来事です。

 たぶん外人と言うだけで、仮に日本語で話しかけられても、

 ノーノー あいどんとすぴーくいんぐりっしゅ!

 なんて、カタカナ英語の発音で言ってそうです。

>この前 ケントスでのアドバンテージ中 メンバーの二人と Jerryさんの小説の話しをしてて…

 話題にしていただいて、光栄です。

 読み飽きられないように、精進いたします。


>ぼくの 「Runawey」 の話をしていると 頭の上の スピーカーから 流れてきました「Runawey」・・・ 偶然とはいえ ビックリしたなぁ

 そういう偶然。

 なんだかとても嬉しくなりますよね。

 鳥肌なんか立っちゃったりして。

>懐かしく 楽しかった あの頃を これからも 思い出していくでしょう

 また、楽しいエピソードなんかあれば、教えてください。

>でも 今でも 狂ったように 楽しんでいる 「shin」でした

 はい。

 楽しくなければ、いけません。

 

 では、また、明日更新できるよう、これから頑張ります。

 

 







  • 2008年05月02日金
  • Jerry
  • 編集

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら